ポートフォリオ理論に基づく国際分散投資の話を中心に、インデックス投資・新興国投資・株主優待・IPOと幅広い資産運用の話を取り扱っていきます。

中国株式市場への投資額を300億ドルへ引き上げた時のインパクトは?

少し古い話になりますが、米中戦略経済対話の前に中国側が手土産に用意した3つの施策を覚えていますか?


①人民元の対ドル変動幅を0.3%から0.5%へ引き上げ

②ブラックストーンへの30億ドルの投資

③QFIIの上限を100億ドルから300億ドルへ引き上げ


どの施策もインパクトのあるものでしたが、③について今回取り上げます。


まず、どのような内容かをニュースから引用しておきます。


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ワシントンで2日間の日程で開かれている米中第2回戦略経済対話会議で中国政府は現地時間の23日、一連の金融業に対するさらなる開放政策を発表した。これには、QFII上限額を100億ドルから300億ドルへ引き上げることや、外資証券企業による本土市場への参入禁止規制を下半期に撤廃することなどが含まれる。


~以下、略~

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インターナショナルビジネスタイムズ より引用)


中国株式市場には、原則として中国人のみが投資できる株式市場(A株)と外国人のみが投資できる株式市場(B株とH株)に分かれています。


そして、外資証券企業が特別にA株に投資できる枠を制限しており、その上限値が100億ドルから300億ドルに引き上げられたと言うニュースです。この投資枠のことをQFIIと呼びます。(QFIIは、外国人→中国人市場と覚えます。)


面白いことにA株とB株&H株に、ダブルで上場している企業の株価が乖離しているケースがたくさん存在しています。通常、市場間で株価が異なる場合は、同じ価格に収斂していくはずですが、中国政府が投資額を制限しているため、価格差が生じたまま放置されているのです。


価格差が生じている株式は内藤証券のWebサイトから見ることができます。

上海B株とA株価格差

シンセンB株とA株価格差

香港H株とA株価格差

この価格差は、A株>B株&H株であるため、今回の規制緩和は価格差の縮小につながるものではありません。逆に、中国人がH株へ投資する枠を拡張すれば、価格差の縮小につながる可能性があります。ちなみに、この投資のことをQDIIと呼びます。(QDIIは、中国人→外国人市場と覚えます。)


中国本土株(A株)のバブルを冷やすためにも、QDIIを増やした方が良いのではないかと個人的に思います。すると、A株とB株&H株の価格差を利用した裁定取引の出番が来ます。ひとつの投資テーマとして覚えておいてはいかがでしょうか。


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コメント
1 ■きんた
こんばんは IPOきんた です
リンクさせていただきました
DrecomRSSにも登録済みです
もしよろしければ相互リンクでおねがいいたします
よろしくお願いいたしますm。。m
http://ipokinta.seesaa.net/
2007/06/11(月) 21:40 | URL | きんた #79D/WHSg[ コメントの編集]
2 ■きんた様
はじめまして。エッジです。

リンク集の方へ追加させていただきました。
=>http://ameblo.jp/happy-retire/entry-10036398396.html

今後ともよろしくお願いします。
2007/06/11(月) 22:24 | URL | エッジ #79D/WHSg[ コメントの編集]
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