ポートフォリオ理論に基づく国際分散投資の話を中心に、インデックス投資・新興国投資・株主優待・IPOと幅広い資産運用の話を取り扱っていきます。

IPO不況は深刻な状況です。その4

IPO不況は深刻な状況です。その3 」をご覧いただいた読者から質問を頂きました。


9月20日のIPO不況はというトピックを見ました。
私が勉強している分野がIPOだったので、興味深く読みました。どうしてIPO不況になったと考えていますか?

非常に難しい質問ですが、感じていることを書いておきます。


公募価格は、新規上場会社や証券会社により決められますが、割安な価格で上場し、公募価格を上回る初値が付くことにより、上場成功という演出がされています。


そもそも、1000単元を売り出して、10人しか買い手がいないようなIPOは公募価格の設定自体が間違いなので、みんなが欲しがる割安な価格をつけることが求められます。騰がる可能性が高いのであれば、勝率の高い勝負ができるため、買い手は集まってきます。


ただし、価格形成において、重要な役割を果たすのは、IPOの当選者ではなく、セカンダリーと呼ばれる人です。セカンダリーはIPOの落選者ですが、初値で買ったとしても、まだ上昇余地があると判断し、上場日に参戦します。セカンダリーが初音を引き上げるのです。


このセカンダリーが不在となったのが、現在のIPO不況の原因です。では、なぜセカンダリーが居なくなったのでしょうか?


私は次の4つの複合要因であると思います。


①新興市場の冷え込み

②IPOの絶好調が続いたため、公募価格が上がり、割安感が薄れた。

③円高&世界同時株安で、セカンダリーが市場から退場した。

④IPOの期待感の喪失


IPOの価格形成は、「IPOは騰がるもの」という共同幻想を参加者が持っていたためですが、幻想だと気が付いてしまったのかもしれませんね。


【参考記事】

・「IPO不況は深刻な状況です。

・「IPO不況は深刻な状況です。その2

・「IPO不況は深刻な状況です。その3


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コメント
1 ■こんにちは
エッジさん
 ご無沙汰しております。
 ここ最近プライベートでPCを立ち上げる時間が無く、久し振りに立ち寄らせて頂きました。
 IPOが悲惨ですね。
 一時期の加熱振りが嘘の様ですね。

 私もIPOに対して、セカンダリーが旨味を感じなくなったと言うか、飽きてしまったのではないかと思っていたのです。
 熱し易く、冷め易い?ですかねぇ。

 結局は、公募価格が高過ぎると市場は感じているからなのでしょう。

 2匹目のドジョウならぬ、1,000匹目のドジョウはやせ細っているのですかね。(汗)
2007/09/27(木) 01:00 | URL | あっぷる #79D/WHSg[ コメントの編集]
2 ■あっぷる様へ
あっぷるさん、ご無沙汰です。

IPOも景気サイクルのように、好況不況を繰り返すのかなと予想していますが、今回のIPO不況は長引きそうな気がします。

お仕事が忙しいようですが、体にはご自愛ください。
2007/09/27(木) 06:43 | URL | エッジ #79D/WHSg[ コメントの編集]
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