ポートフォリオ理論に基づく国際分散投資の話を中心に、インデックス投資・新興国投資・株主優待・IPOと幅広い資産運用の話を取り扱っていきます。

橘玲「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」を拝読しました。

先日発売された橘玲氏の新刊本「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」を拝読しました。橘玲氏の博学ぶりには毎度のように驚かされますが、今回も濃い内容に仕上がっていました。


後書きでも述べられているように、「臆病者のための株入門」の上級者編となっています。取り扱っている内容は、氏の得意としている海外投資を中心にして、エマージング市場・FX・プライベートバンク・オフショア・ヘッジファンド等、インデックス投資家の皆様も興味をひかれるような内容ではないでしょうか。1章、2章、6章から、気になった所を要約して紹介しておきます。


◇近年、エマージング市場の爆発的な成長で、世界市場の時価総額の20%超がBRICsをはじめとする新興国で占められるようになったため、世界市場ポートフォリオもIWRD(SPY+EFA)80%+EEM20%もしくはTOK75%+EEM25%とする必要がある。

 → EFAには中国が若干含まれるので、比率は調整しているのでしょうね。世界市場ポートフォリオも前著から修正がかかっていることに注意が必要かと思います。


◇香港のBOOM証券を利用すれば、アジアのマーケットのほとんどにアクセス可能となる。

◇よく知らない国の株式市場でどのような銘柄に投資したら良いのか分からない人も多いと思うが、エマージング市場の場合、ごく一部の企業が時価総額の大半を占めているため、上位数銘柄で市場全体に投資したのと同じ効果が得られる。

 → ○○国ファンドに投資し、高いコストを払うよりは現地で口座を開いて、上位数銘柄を購入する戦略は有効かもしれません。だからと言って、現在の相場の事情も知らずに、ベトナムに口座を開きに行くようなことは絶対しませんが。


◇「本書で述べた投資戦略は、資本主義は自己増殖するシステムで、世界市場は長期的には拡大していくという前提に立っている。もしあなたがこのことに同意するのなら、堅実な長期投資家にとって、サブプライム問題にともなう市場の調整は投資単価を引き下げる絶好の機会だ。企業は倒産するかもしれないが、マーケットは人類が滅亡しないかぎりゼロにはならない。」

 → そのまま引用しました。積立を止めてしまった人や投売りしそうになっている人は、もう一度、この文章を読んで、同意できるのであればチャンスと思って、前に進むべきでしょう。そして、今から投資を始める人はラッキーです。


さて、本書では日本の非居住者となって節税する方法が述べられています。節税のためだけに非居住者となるのは、国を欺く行為ですので賛成できません。(実際は犯罪ですよね)

ただ、リタイヤ後に海外居住を選択する方は考えてみる価値があるのではないでしょうか。


エッジの評価:★★★★★


黄金の扉を開ける賢者の海外投資術/橘 玲
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